夫の転勤についていく⑥ ~内定を辞退する~

認可園を絞りやっと期限内に提出し、ふー、あとは待つだけね、と思っていましたが、ちょっと余裕が出来てはじめて、むくむくと気になってきたことがあります…

 

それは、災害時の対応です。

 

埼玉では実家も近く(車で1時間半が近いと言えるなら)、友達も自転車圏内くらいにはいたのであまり気にしていなかったのですが、保育園見学に名古屋に行ったときに乗ったタクシーの運転手さんが言っていた、「名古屋は水害に弱いよ」という言葉が頭の片隅に小骨のように引っかかっていまして。

 

あまりに目の前にやることが山積みで一時的に忘れていたのですが、一旦気になったらどんどん不安になってきました。いざというときに力になってくれる人は1人もいない中で、洪水になって帰宅難民になってしまったら、息子はどうなるんだろう?

 

東海豪雨の時の画像等も検索してさらに不安が増したので希望している保育園の地図とハザードマップを照合してみたところ、なんと第一希望の園は大きな川の近くにあり、浸水時はなんと3階部分(5m)まで浸水する可能性があると書かれているではありませんか…!いやいや、保育園は2階建てだよ。きっとそういうところはしっかり防波堤とか立てて対策してくれているとは信じているけども、その地域が孤立しちゃったらお迎えにも行けないよ。。

 

と思って悶々としているところに、第1希望の園の内定でましたよ!のお電話をいただき、もう一度一から住む地域を定めて保育園の空きを探して検討するなんて絶対嫌だという思いもありつつも、迷って結局行かないとなると役所の方にも、他に行きたい方がいればその方にもご迷惑なので、いただいたお電話で丁重に辞退しました。ここで決めちゃえば保活も終わり、あとは保育園近くにおうちを探して引っ越すだけでDoneだったんですけどね。

 

保育園の探しはじめの時は「どこでもいい!入れれば!」と思っていたものが、一旦やれることが全部なくなって落ち着いたことで我に返ったといいますか、決まった後の生活のことを初めて想像できたのがこの時だったんですよね。

元来イレギュラーなことが苦手で、前もって準備して準備して臨むタイプ(夏休みの宿題は7月中にはほぼ終わるけれど、急に発言を求められたりすると大人になった今でもフリーズしてしまうタイプ)なのに、その場その場での判断を求められる特殊な環境で通常時と同じ判断ができるわけもなく、判断基準がブレブレだったようです。

 

もう12月入園の期限は過ぎており、1月入園の申し込みをしたとて結果がでるのは12月20日過ぎ。1月のお正月休み明けから名古屋で仕事が始まるため、名古屋全域の保育園に申し込んで、クリスマス前に結果が出てから家を探したのでは年始までに引っ越しが完了できません。

さらに、4月入園の締め切りが12月中旬と迫っていたので、今度は4月入園に照準を合わせ、4月入園で入れる確率が高い地域に家を探し、1月~3月はそこから通える保育園に申し込みを出して空きが出るのを待つ、ということにしました。(というか、それしか選択肢なし)